アベノミクス良いところ編
アベノミクスについて、わかる範囲でまとめてみた。
そもそもアベノミクスとは
アベノミクス自体は3本の矢で大まかに説明できる。
3本の矢とは
①「大胆な金融政策 (金融緩和)」=お金の量を増やすこと
②「機動的な財政政策 (財政出動)」=公共事業にお金を投入
③「民間投資を喚起する成長戦略」=経済を発展させる
この三種類の政策を進めることである。
実際の細かい政策として、
マイナス金利を導入したのが ①金融政策。
震災や五輪関係の公共事業が ②財政政策。
TPPなどの規制緩和が ③成長戦略となる。
さらに、ざっくりとした説明を行うと
金融政策によりお金を市場に送り込み、
公共事業などの財政政策によって国が民間の需要を掘り起こし、
規制緩和などにより民間自身が需要を作り出し経済成長する。
このような流れを目指していた。
金融政策
さて、上手くいったのだろうか。
まずは金融緩和(お金の供給を増やす)に関する説明から。リンク先の図が分かりやすため引用します。
マネタリーベースというのは,現金の通貨と民間の金融機関が中央銀行に預けた金の合計のことである。
異次元の金融緩和の異常性が一目で分かるグラフ - モノシリンの3分でまとめるモノシリ話
もっと噛み砕いていうと、マネタリーベースというのは 日本銀行が世の中に直接的に供給するお金であり、図の青線のグラフのように急激に増大しているのがわかる。
日本銀行と民間の金融機関(市中銀行)という関係性に限定すると金融政策は成功しているように見える。
財政政策
では、財政出動の中の公共事業に注目して確認する。
<資料2:公共事業関係費の推移>
霞が関政策総研Blog by 石川和男(社会保障経済研究所代表) : 公共事業費を削減したのは前民主党政権ではない 〜 増減の流れは旧自民党政権時からのもの・・・
上の図のように平成23年(2011年)の東日本大震災関連の公共事業費が増大し、それ以降は減少、安倍政権下ではほぼ横ばいの推移である。
成長戦略
最後に経済成長の推移を確認する。
上の図を見る限り、実質GDPはおおよそ500兆円から520兆円とわずかに増加している。
また、日経平均株価の推移を確認する
上の図のように日経平均1万円から2万円へ見事に上昇している。
まとめ
①「大胆な金融政策 (金融緩和)」=お金の量を増やすこと
マネタリーベースが急激に増大しているいため、金融政策は成功しているように見える。
②「機動的な財政政策 (財政出動)」=公共事業にお金を投入
公共事業費はほぼ横ばいの推移である。
③「民間投資を喚起する成長戦略」=経済を発展させる
実質GDPはおおよそ500兆円から520兆円とわずかに増加している。
日経平均1万円から2万円へほぼ倍増している。
以上がアベノミクスに関する主要なデータを参照しながらの情報でした。一見するとアベノミクスが一定の成果を上げていると判断することもできますが果たしてそうなのでしょうか。
次回はこれらの情報を踏まえて考察してみようと思います。 postplan.hatenablog.jp
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