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ボランティアのマネジメント

 前回の記事、「ボランティアは奉仕者ではない」では自発性が重要だと主張した。今回はボランティアのマネジメントを中心に追加説明する。

 

postplan.hatenablog.jp

 

前回の記事の最後に述べたことはボランティアのマネジメントとして

  1. 活動に参加するボランティアのニーズを十分にくみ取ること
  2. 活動内容の参加不参加は限りなく自由であること
  3. ニーズのない活動は速やかに中止すること

以上の点を考えなくてはならない。この観点について詳しく考える。

 

1. 活動に参加するボランティアのニーズを十分にくみ取ること

活動に参加するボランティアの人が考える目的は様々なものがある。自分のためから、子供のため、家族のため、交友関係を広げる、活動そのものに興味、暇つぶしなど。

マネジメントを行う際はこのニーズをよく考え、それぞれの参加者が最も効率よく活動できるか調整しなくてはならない。

 

2. 活動内容の参加不参加は限りなく自由であること

組織レベルでの大きな入退場もそうだが、プロジェクトごとの入退場についてもしっかりと許可しなくてはならない。この中で重要なのは離脱者が出ることを肯定できるかという問題である。

 

3. ニーズのない活動は速やかに中止すること

ニーズをくみ取り、活動の参加不参加は自由にすることで活動が継続できないプロジェクトも存在してしまう。この際は思い切って中止や廃止を考える必要がある。ニーズのないことに関してはそれなりの問題点があることは事実であり、その問題点を解決できない場合に中止にすることは正しい判断だといえる。

 

ボランティアにおいて見過ごされがちなのは、組織の人件費がかからないことと、手間のコストがかからないことは別ということである。

 

ボランティアの参加者は有限である、無駄だと思うことはどんどん減らせる仕組みになれれば、本当に重要なことに全力で集中することもできる。

 

 

ボランティアにおいて、活動のクオリティーを上げる事と活動を継続することは相反する部分が生じる場面が多くみられる。だが、ボランティアで責任のある立場の者はその2つを両立させるにはどうするか考えることも重要だ。

結局は、自発的でやる気のある人がボランティアになったとき、活動のクオリティーも上昇する。逆にやる気のない人間を強制的にボランティアとして参加させても良いものは生まれない。